05/02
2025
Fri
旧暦:4月5日 友引 辛 
産業・経済
2013年3月15日(金)9:00

「ワクチンの接種を」/JA主催

子牛肺炎防止で勉強会


子牛の肺炎対策を学んだ勉強会=13日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

子牛の肺炎対策を学んだ勉強会=13日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

 JAおきなわ宮古地区畜産振興センター畜産部は肉用牛勉強会を13日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開いた。講師はファイザー(本社東京)の米山修獣医師が務め、牛の肺炎について講話。肺炎予防では密飼を避け、牛舎を清潔に保ちワクチンを接種することが大切になると強調した。


 米山氏によると、子牛の病気の半分は肺炎などの呼吸器系で、対策に困っている農家が多い(全国2008年現在)。肺炎の要因はストレス40%、ウイルス30%、マンヘミア細菌20%で、同3項目で9割を占めるという。マンヘミアは毒素が強く、肺炎で死んだ牛の半分以上に同細菌が関与した。

 米山氏は、過密な飼育でストレスが倍増すると指摘。「アンモニアやほこりの多い(不潔な)環境では、気管支粘膜の線毛がダメージを受け、ウイルスなどが感染して、鼻に常在しているマンヘミア菌のような細菌が肺に侵入し、肺炎を起こす」と環境と肺炎の関係を説明した。

 防止対策としては生後2カ月後に5種混合ワクチンを接種し、その1カ月後に2回目を接種する方法を推奨。ワクチンを施した子牛の、呼吸器病発生率は大きく低下した。マンヘミア(Mh)ワクチンの接種で、かなりの効果が出ることもデータで示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!