9月補正は2億7986万円/議員全員協議会
キビ農薬費3461万円など/市当局が提出議案を説明
宮古島市議会(下地明議長)議員全員協議会が2日、市役所平良庁舎で開かれ、市当局が補正予算や条例改正、決算認定など市議会9月定例会に提出する議案など36案件を説明した。
一般会計の補正予算額は2億7986万円で、補正後の予算総額は344億44104万円となる。歳出にはサトウキビ病害虫防除農薬補助金3461万円やハワイと沖縄のメガソーラー実証事業連絡会議費271万円、学力向上対策事業として先進地視察費83万円などが盛り込まれている。
今回、説明されたのは、補正予算や条例改正などの議案が19件、2009年度の一般会計と特別会計の決算認定10件、10年度市健全化判断比率及び資金不足比率の報告1件、教育委員会委員の任命についての同意案1件、人権擁護委員の推薦について意見を求める諮問5件の計36案件。
一般会計の9月補正予算額は2億7986万8000円で、主な歳入項目は児童福祉や介護基盤緊急整備特別対策事業の補助金など県支出金2億331万1000円、サトウキビ生産奨励助成金や離島対策事業協力助成金など諸収入4062万6000円、繰越金1927万3000円など。
歳出は、ハワイと沖縄の太陽光発電メガソーラー実証実験事業連絡会議費が271万3000円、認可外保育園を認可保育園とするための施設補助金3929万円、サトウキビ病害虫防除農薬補助金3461万8000円、申請のあった私道2カ所を整備する補助事業費3600万円、学校規模適正化検討委員会費110万7000円、学力向上対策事業の先進地視察として静岡県に市の教諭を派遣する費用83万円などとなっている。
7つの特別会計の補正予算総額は9335万2000円。公共下水道事業特別会計で新たな起債が活用できることになったほか、国民健康保健事業特別会計で歳出の見直しを実施した結果、一般会計から特別会計の繰入額が2455万3000円減額された。
議案説明の中で長濱政治副市長は、平良港第1ふ頭上屋建築工事請負契約について、先嶋建設・久仲工建特定建設工事共同企業体と2億6145万円で契約を締結のすることの承認を求める議案は、工期が11年3月8日までとなっていることから、早めの着工が必要として、会期の冒頭で採決を行う先決議案とする考えを示し、理解を求めた。