宮古島マラソンを開催/公認コースで10月31日
新イベントで地域振興 合併5周年も記念
宮古島市は12日までに、今年10月31日に第1回宮古島マラソンを開催することを決めた。全国的に人気の42・195㌔のレースを新しいイベントとして定着させて地域振興を図る。コースは市陸上競技場を発着点にトライアスロンと同じ同競技場付設公認マラソンコースを使用する。市制施行5周年も記念し、市町村合併5年の節目の大会に位置付ける。今月中にも実行委員会を発足させて最終調整に入る。
昨年12月、地元の体育協会や観光協会、商工会議所など関係9団体の要請を受け、宮古島市が新しいイベントとして開催の可能性を模索してきた。
石垣島や久米島など県内離島における成功例を踏まえ「地域の活性化につながる」(市当局)と判断。市の観光商工局を中心に各団体が議論を深め、開催する方針を決めた。
出場者数は2000人規模を目指す。県内各地で人気があるフルマラソンは島外出場者が多い。島外出場者の増加によって宮古島の認知度が上がり島の観光振興を助長、出場者と家族の来島に伴う経済効果などのメリットも期待される。
宮古島マラソンの開催に当たり、現段階で確定しているのは大会の名称と期日。そのほか42・195㌔以外のコースとしてハーフマラソンや10㌔の部を盛り込む方針だ。
具体的には今月中にも立ち上げる実行委員会の中で協議する。第1回記念大会への有名ランナーの招待も視野に入れて調整する。