稽古の成果を舞台発表/市社協主催
芸術・文化講座が修了
障害者の社会参加を促進する芸術・文化講座の修了式(主催・市社会福祉協議会)が21日、平良老人福祉センターで行われた。三線や琉舞、太鼓の各講座を受講した約70人が舞台で成果を披露し交流を深めた。
同講座は、市から委託された地域生活支援事業の一環。障害者の芸術・文化活動を振興するため、作品展や音楽会など芸術・文化活動の発表の場を設けるとともに、創作意欲を高めるための環境整備や支援を行う。
受講生たちは月2回、それぞれの講師から指導を受けながら、1年間にわたり稽古を重ねてきた。
修了式のオープニングで三線演奏を披露した宮古地区視覚障害者福祉協会のメンバーは、1月に行われた県の音楽発表会で準優勝するなど同講座の成果を存分に発揮した。
市社協の下地信広事務局長は「講座で身に付けた芸をさらに磨いて人生を謳歌してほしい」とあいさつした。
この後、受講生たちの琉舞や太鼓演舞が披露され、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
講師は長田千枝美さん(玉城琉敏風会)▽前里博美さん(島袋本流紫の会)▽儀間京子さん(三線)▽久貝美智江さん(風の神太鼓)-の4人が務めた。