5離島村で情報発信/多良間村など
「おくなわプロジェクト推進協」発足
【那覇支社】多良間村(下地昌明村長)などの県内小規模離島5村で構成する「おくなわ(沖縄)プロジェクト推進協議会」(会長・新城静喜粟国村長)が22日、発足し、同5村の首長らが県庁記者会見室で設立会見を開いた。同プロジェクトには多良間村、粟国村のほか、渡名喜村(上原昇村長)、北大東村(宮城光正村長)、南大東村(仲田建匠村長)が参画している。
プロジェクトではインターネットを利用してウェブサイトを運営するとともに、フェイスブックなどで5村の様子を共同で情報発信する事業などに取り組む。
会見で新城会長は「5村が連携し共同体として情報を発信できる画期的な取り組み。県内外の多くの方の応援を頂いて、離島地域の活性化につなげたい」と抱負を語った。
同プロジェクトを統括する県企画部の比嘉徳和企画調整統括監は「5村がスクラムを組み、情報発信の効果を画期的に高めることができるプロジェクトだ。5村の知名度がさらに向上し、入域客や特産物の増加など地域の活性化が図られ、同地域の発展に寄与することを期待したい」と述べた。
また多良間村の下地村長は「15歳で島を離れる子供たちの成長過程で、広告塔として自分たちの生まれ島をインターネットで見ることができる。多くの方に地域の観光や自然、特産品などが閲覧されるように、5村が切磋琢磨しながらチームワークでこのプロジェクトの推進活動に取り組みたい」と抱負を述べた。