福里悠(宮高)、全国準V/重量挙げ全国大会
150㌔挙げ自己記録更新
ウエートリフティング競技の全国高校選抜大会は25日、石川県金沢市で6階級の決勝を行い、女子63㌔級に出場した宮古高校の福里悠はトータル150㌔を挙げて準優勝に輝いた。全国2位は同校初の快挙。優勝したのは京都府鳥羽高校の柏木麻希。記録はトータル173㌔だった。
女子63㌔級には全国各地から選抜された8人が出場した。福里はスナッチで70㌔を挙げると、クリーン&ジャークでは80㌔を挙げてトータル150㌔。優勝した柏木には及ばなかったが自己最高記録をマークして全国2位に入賞した。
福里は大会前、膝と肩胛骨を痛めて十分な練習ができなかったが、本番では積み上げた実績と技術でカバー。目標の150㌔と全国上位入賞を達成した。
福里は「自分のベスト記録を更新して準優勝できたことは本当にうれしい」とコメント。先輩で全国3位の実績を持つ佐渡山彩奈の順位を超えることを目標にしてきたと話し、「先輩より上に行けた。これも一緒に練習してくれた先輩(佐渡山)のおかげです。感謝しています」と話した。
今後の目標は夏の全国高校総体。「優勝した柏木さんとの差が大きいし課題も多く見つかった。これから夏に向けて練習し、自己記録の更新を続けて柏木さんに追い付きたい」と全国優勝に向けて意欲を示した。
渡慶次晃監督は、福里の全国2位という快挙をたたえながらもその上を見据える。「(優勝の柏木に)近付いているがまだ遠い。それでも追い付けない差ではない。夏に向けて、1年後のこの大会に向けて、その差をどれだけ縮めていけるが課題になる」と話した。