キビ搬入量11万7200㌧/宮糖城辺製糖終了
前期比1・7倍 総農家手取り25億3000万円
宮古製糖城辺工場の2012-13年産サトウキビの製糖操業は、1日終了した。原料搬入量は11万7275㌧と、台風の影響で大不作となった前期の6万7478㌧と比べて4万9797㌧(73・8%)増えた。平均糖度は基準(13・2~14・4度)内に入る14・23度。トン当たり農家手取額は2万1566円と、基準額の2万1164円を402円上回った。農家総手取額は、25億2920万円となった。
今期は天気に恵まれ、ハーベスターが好調に稼働した。同機で収穫した原料の割合は、46・4%と前期の39・7%より、6・7ポイント増えた。機械収穫の割合は、今後も高齢化に伴い伸びていくとみられている。
今期の原料搬入量(11万7000㌧)は、平成以降では1989年の17万9000㌧に次いで2番目に多かった。
同社は増産の要因に①株出収穫面積が388㌶と前期の180㌶と比べて倍増した②台風の被害が少なかったなど、気象条件に恵まれた-ことを挙げている。平均反収は約6・9㌧と、まずまずの作柄だった。
品種の構成比は農林27号が最も多く、全体の46%を占めた。次いで農林21号が20%と、2位に付けた。
糖度区分別の構成比は13・1度以下が14・65%、基準糖度帯(13・2~14・4度)が43・65%、14・5度以上が41・70%。85・35%の原料が基準以上となった。
糖度の最高は18・30度、最低は10・00度を記録した。