産業・経済
2013年4月4日(木)9:00
架設待つ「セグメント」/伊良部大橋
工事現場に並ぶ
伊良部大橋の伊良部側鉄製箱桁から海中道路までの935㍍をつなぐ、コンクリート製の上部工箱桁(セグメント)70個が工事現場の上部工ヤードに整然と並べられている。
セグメントは主航路部の中央径間箱桁架設後に順次取り付けられる。連続してつなぐ箱桁の総数は約300個。一つの大きさは幅9・7㍍、長さ高さともに3㍍で重さは60㌧。取り付けが進み、保管場所に空き次第、残りのセグメント製作を始める。
伊良部大橋現場建設事務所によると、主航路部三つの鉄製箱桁の溶接、塗装に約3カ月を要するため、中央径間部箱桁の架設が予定通り16~20日に行われれば、7月後半ごろから伊良部側のセグメント取り付けに入る予定という。
主航路部は、昨年4~5月にかけて、平良側と伊良部側の架設作業は完了している。残る最中央部に当たる中央箱桁の架設工事を行おうとしたが、台風4号の接近によって、中央桁をつり上げる大型浮きクレーン船が基地港(兵庫県)に帰港したため、工事が約1年停滞していた。