移転準備委で作業進める/新宮古病院
医療職ボランティア募集
6月3日に外来診療開始予定の県立新宮古病院は4日現在、建物内の工事などをすべて終了し、駐車場、敷地内通路などの外構工事を進めている。県病院事業局によれば、悪天候が続き工事が若干遅れ気味だが、開院予定日には変更はない見通し。来週中にも外構工事は完了する予定だ。一方、現宮古病院では入院患者の安全移送を円滑に行うため、「移転準備委員会」を組織。消防、警察など関係機関との地域連携で移転作業の段取りなどを進めている。
同病院の患者移送に伴い、宮古病院では3日から医療ボランティアの募集を開始した。患者搬送等に添乗する医師と移転日、その前日における補助を行える看護師を募集している。ボランティアの締め切りは今月22日までだが、締め切り後も電話での問い合わせを受け付ける。ボランティアの詳細は同病院のホームページに記載されている。
病院移転作業は6月1日を予定しているが、重症患者の搬送などは安全に万全を期して行わなければならず、現病院に設置されている医療器機の搬出順番などをきめ細かに計画しながら行わなければならない。
同病院の川満勝也事務部長は「危険が予想される入院患者は事前に移送するなどの措置をとらなければならず、現在、その準備を進めている段階だ。病院利用者が安全に新病院に移転できるよう、関係各機関とも連携し万全の態勢で移転作業を進めていく」と話した。
新病院は敷地面積2万3040平方㍍、建築面積6183平方㍍で鉄筋コンクリート造り地上6階建て。延べ床面積は2万409平方㍍で病床数は277床となっている。駐車場350台分のスペースを有する。診療科目は全20科で最新医療器機なども加わり、電子カルテでの業務が行われる。
医療ボランティアの業務内容と募集要項は次のURLに掲載されている。
http://www.hosp.pref.okinawa.jp/miyako/