「今後10年間が勝負」/下地市長2期目就任祝賀会
公約実現に協力求める
下地敏彦市長の2期目就任激励会(主催・同実行委員会)が6日夕、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。多くの市民のほか仲井真弘多知事、西銘恒三郎衆院議員らが出席。これまでの実績を評価し2期目へさらに期待を寄せた。下地市長は「今後10年間が勝負。課題解決に向け、市民と一緒に取り組みたい」と述べ、公約の実現に決意を示した。
激励会は午後6時から始まり、まず市議会与党議員団の下地明会長が開会のあいさつを述べた後、主催者を代表して実行委員長の下地義治宮古島商工会議所会頭が「市長の行動力、実行力を持ってすれば宮古島は大きく発展し、他のどこにもない輝きのある島になる」とさらなる活躍に期待した。
来賓あいさつで仲井真知事は「宮古島市は、本来持っているポテンシャルを発揮して、県内でもすごい市になっていくだろうという事が予感できる。さらに大きな力となって、県全体の力を拡大してほしい」と述べた。
西銘衆院議員は、市の発展に向けた予算獲得に尽力することや環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に向け「農業を絶対守っていく」と強調。その上で「市の発展に向けて下地市長と頑張っていく」とあいさつした。
大きな拍手を受けて登壇した下地市長は「元気のある島、笑顔のある島にしたいという思いを込めて4年間、さまざまな事業を展開してきた」と振り返り、協力してくれた市職員や市民に感謝の意を表した。
2期目が無投票当選だったことについては「ある意味では非常に重い責任を負わされたと思っている。市民の負託に応えられるよう、これからの4年間をしっかりと頑張っていきたい」と決意を表明した。
離島重視などが盛り込まれた沖縄振興計画や一括交付金の効果的活用を示し「これからの10年間が勝負の年」と課題解決に向けた取り組みを強調。図書館・公民館建設などの大規模事業の推進、子育て支援や人材育成の推進、雇用拡大など、掲げた10の政策実現に全力で取り組む考えを示した。