トライ控え、野犬捕獲
市と保健所 合同で作業を実施
第29回全日本トライアスロン宮古島大会の開催を11日後に控えた10日、市と宮古福祉保健所による野犬、徘徊犬合同捕獲作業が市内各所で行われた。実施を前に市役所平良庁舎で出発式が開かれ、生活環境部の平良哲則部長が参加職員に「大きな成果を期待している」と呼び掛けた。
市と保健所による合同捕獲は、トライアスロン大会を安全に開催することを目的に毎年、実施している。今回は市生活環境部と保健所の職員12人が作業に参加した。
平良庁舎西側駐車場で開かれた出発式で平良部長は「市では、野犬による家畜被害や徘徊犬による咬傷事故が毎年、発生していて、その対策が大きな課題となっている」との現状を説明した上で、「今回の捕獲作戦で大きな成果を上げられることを期待している」と参加者を激励した。
その後、参加者たちは2班に分かれ、平良の久松地区や宮原地区、南小学校周辺、上野の上野小学校周辺、城辺の福南や新城など野犬の目撃情報が多く寄せられる地域を中心にパトロールを実施。作業の結果、4頭を捕獲した。
市では、捕獲器を設置しての徘徊犬捕獲を、保健所では直接捕獲を通年で実施していて、2011年度には243頭、12年度では261頭を捕獲している。