花木9900本を配布/グリーン・コミュニティ事業
宮古森林組合が県緑化推進委員会からグリーン・コミュニティ支援事業の委託を受けて2012年度に生産・配布した草花や花木の苗は、9万9340本に上ったことが、同組合のまとめで分かった。配布先は学校や自治会、ボランティア団体など、延べ186団体。同事業の利用団体は増加傾向にあり、12年度は11年度の76団体と比べ2・4倍に増えた。3年間では、24万7157本を無料配布した。
キャッチフレーズは「365日花と緑と香りいっぱいの沖縄をつくろう」。同事業は、住民参加による観光立県にふさわしい「美ら島」づくりを目指す。
宮古森林組合で育てた苗は、各団体が持ち帰り学校や地域を美しい花で飾っている。
下地川満の国道沿いでは、川満花クラブがトライアスロン大会に向けて育てた鉢植えの花が、ずらりと並び道行く人の目を楽しませている。
鏡原中学校の友利肇教頭らは16日、組合のハウスを訪れペチュニアやマリーゴールド、サルビア合わせて600本を受け取った。
生徒たちは花を育てる活動を通して、苗を植えたり水をかけたりする作業を体験し、命の大切さなど多くのことを学習しているという。
草花はマツバボタン、日々草、インパチェンス、ベゴニア、サルビア、マリーゴールド、ペチュニア-の7種類。花木はサンダンカ、ハイビスカス、ランタナ-の3種類を配布した。