海邦丸で遠洋実習に出港
パラオで交流も予定/宮総実高3年19人
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)の海洋科学科3年の実習生19人が17日、平良港に入港した実習船「海邦丸五世」(金城勝船長)に乗船し、遠洋実習へ出港した。生徒たちは、両親や後輩たちの五色のテープで見送られ、元気いっぱいに手を振っていた。
実習期間は17日~5月24日までの39日間。期間中に、各航海計器の操作や船舶運用技術の習得、船舶機関の操作、機関整備技術の習得、マグロはえ縄漁業実習を行う。
実習船は24日に南方のパラオに入港し、地元の高校生と交流する予定。
乗船式で、大城栄三教頭は「パラオ航海実習は、重要な実習となる。日々目的の達成のために頑張り、ひと回り、ふた回りも成長して帰って来てください」と激励した。
金城船長は「パラオではよく見聞し、国際感覚を高めてください。自分は『将来は船乗りになる』という気持ちが芽生えるよう、成長するように」と述べた。
実習生代表で譜久村勝彦君は「日ごろ学校で勉強していることを、実習で発揮したい」と意欲を見せた。
この後、後輩たちが「海邦丸スタンバイ」を力強く披露し、先輩の実習生たちを元気づけた。