優勝奪還へ意欲/トライ大会
西内「今年こそ取りたい」
「今年こそ頂点」-。第29回全日本トライアスロン宮古島大会に出場する前回2位の西内洋行(37)=兵庫県=ら国内招待選手が18日午後、来島した。それぞれ「体調は万全」と自信をみなぎらせ、国内勢優勝に向けて意欲を示した。西内は「宮古島は自分の中で一番の大会。今年こそ優勝を取りたい」と話した。大会は21日に開催され、1500人余が総距離200・195㌔のレースに挑む。
この日来島したのは西内のほか、前回3位の平松弘道(32)=神奈川県=、同6位の菅沼伸哉(30)=沖縄県=ら。霧の影響を受けて宮古への到着時間が大幅に遅れたが疲れた様子も見せず、それぞれ大会に向けて抱負を話した。
西内は、数あるトライアスロン大会の中でも宮古島大会が「一番の大会」と評価し、「地元の応援がとても熱い。大好きです」と笑顔で話す。そんな宮古島大会で前回2位の雪辱に燃えている。「今年は何とか取りたい。優勝して、あの記念碑に写真を載せたい」と明確な目標を語った。
レースでは「スイム、バイクでどこまで上位に食い込めるかがポイント」などと話し、バイクを終了した時点でトップと10分以内のタイム差をレースプランに挙げる。「ランは前回と同じように折り返してからの後半が勝負になる。コースは熟知しているので最後まで頑張りたい」と話し、ランでの逆転優勝に向けて視界は良好だ。
平松は「前回は3位。今年は120%の力を出せるよう頑張りたい。バイクを長く練習してきたので後半をしっかりこなしたい。コンディションは良い」と本番に向けて自信を見せた。
菅沼は「コンディションはとても良い。チームメートの桑原寛次とともに大会を盛り上げたい」と上位入賞に意欲を示した。
それぞれ目標は優勝。当日は国内トップクラスのレースを繰り広げながら宮古島大会の頂点を目指す。