健闘誓い「乾杯!」/トライワイドーパーティー
第29回全日本トライアスロン宮古島大会のワイドーパーティーが19日午後、市総合体育館で開かれた。出場1500人余の選手をはじめ大会スタッフ、ボランティアが交流を深め、当日の健闘を誓い合った。選手は乾杯を繰り返しながら笑顔で交流を深め、リラックスした表情で本番前の和やかな祭りを楽しんだ。
会場には地元のビールや泡盛をはじめ、パパイアの煮物、モズク、サタパンビン、紫イモもちなど郷土料理がずらりと並んだ。選手たちに人気だったのはやはり郷土料理のコーナーで長蛇の列ができていた。
選手らは、この大会を通じて知り合った仲間との再会を喜びながらパーティーを満喫。宮古島のトライアスロンでつないだ絆を確認するとともに本番に向けて気を引き締めた。
愛知県から出場の日比野幸喜さん(52)は22回出場のベテラン。「友達がたくさん出るし、応援してくれる人もいる。みんなの期待に応えられるよう精いっぱい頑張りたい」と話した。
東京都の川邉進さん(46)はロング初挑戦。「宮古島に来て驚いたのは海。とてもきれいだった。初めてのロングトライアスロンだけど完走を目指して頑張りたい」と抱負を話した。
地元宮古島市の下地盛智さん(34)は5回目の挑戦になる。「毎回、同じ目標だが、やはり完走を目指したい」ときっぱり。「妻や子に父親らしいところを見せたい。子どもには『やればできる』ということをトライアスロンを通じて伝えていきたい」と話した。