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社会・全般
スイム競技の中止決定/競技実施検討委
「海の状況悪い」、デュアスロンに変更
第29回全日本トライアスロン宮古島大会の開始予定時間45分前の21日午前6時15分、トライアスロン実行委員会は宮古島東急リゾート内で競技実施検討委員会(議長・下地敏彦市長)を開催。午前6時現在の海洋状況などを確認した結果、下地市長はスイムを中止しデュアスロンとすることを決めた。
同委員会では実行委員会競技総務部の多良間勉部長が、当日の気象状況として宮古島地方に強風波浪注意報が発令されていること、スイム会場となっている海域のうちスタート地点から最初にカーブするまでの間の潮流が12㍍と実施基準の10㍍以内を超えていることを報告した。
水泳部の新村一広部長は、風が強く海も荒れているためフロートが大きく揺れる不安定な状態となっていて、救助や監視を行える状況になく、泳ぐ人にとっても厳しい海況との認識を示し、「中止すべきと判断している」と主張した。
今後の気象状況が好転するとの情報がなかったことから、下地市長が「海の状況が悪い。スイムを中止し、デュアスロンに変更する」とスイムの中止を決定した。
午前6時30分、下地市長が「開催に伴う諸条件を検討した結果、水泳競技を中止しデュアスロン競技方法を取り入れ、大会を実施することを決定した」とスイムの中止とデュアスロン競技開始を宣言した。
下地市長は今回の決定について「検討委員会の中で、午前6時現在の気象状況と水泳部長から海の状況の報告を聞き、無理と判断した。宮古島のトライアスロンは安全な大会であることが魅力の一つ。安全のため決断した」と語った。