7日に市議会臨時会開会
EMS業務委託契約など12議案
宮古島市議会(平良隆議長)の臨時会が今月7日に開会。市当局から2013年度「市全島エネルギーマネジメントシステム(EMS)実証事業」のシステム構築業務委託契約についての議決議案など計12議案が提出される。30日に開かれた議会運営委員会で日程を確認したほか、引き続き行われた議員全員協議会で市当局が提出議案を説明した。
今臨時会は、6月開院予定の新宮古病院でも全島EMS実証事業を実施することから、移転オープン前に、議会の議決を必要とする同事業の業務委託契約を行うため、市議会臨時議会を開き、承認を求める。
提出される議案は、議決議案が2件、報告9件、同意案1件。
決議案は、EMS実証事業と、13年度「来間島再生可能エネルギー100%自活実証事業」のシステム構築業務委託契約についての2件。契約相手はいずれも東芝で、契約方法は随意契約。契約金額はEMSが6億6654万円、来間島再生可能エネルギー100%自活が2億4181万5000円となっている。
報告はいずれも専決処分の承認を求めるもので、一般会計から後期高齢者医療特別会計への繰り出し金の余剰分を一般会計の財政調整基金に振り替えるための手続きなど予算関連の専決処分が5件。地方税法の一部改正に伴う市税条例の一部改正や、市固定資産税の課税免除の特例に関する条例の一部改正など条例改正の専決処分が4件。
同意案1件は、4月1日付で税務課長に就任した前里敏夫氏を固定資産評価員に選任することに同意を求めるもの。
市役所平良庁舎で開かれた議員全員協議会では、安谷屋政秀総務部長が提出議案について説明した。会の冒頭、長濱政治副市長は、市職員による公金私的流用の疑いという問題が発覚したことを陳謝するとともに、できるだけ早く市職員懲戒分限審査委員会を開催し、職員の処分を決定したい考えを示した。
議会運営委員会(上地博通委員長)では、市議会臨時会の日程を5月7日の1日のみとすることを決定。伊良部、宮古島、池間の3漁協の要請を受け、このほど日本と台湾の間で締結された日台漁業取り決めについて、見直しを求める意見書案を今臨時会に提出することを全会一致で決めた。