7月に保養受け入れ/東日本大震災被災者
福島の子30人を招待へ/うむい宮古島実行委
ホストファミリー募集開始
東日本大震災と原発事故により甚大な被害を受けている福島の子どもたちを、保養のために宮古島に招く活動を続けている「うむい宮古島」が中心となり設立された「うむい宮古島福島保養プロジェクト・満月実行委員会」(下地昌伸委員長)が2日、南小学校で会見を開き、7月24日から29日まで、福島県二本松市の子どもを中心とした被災者30人を保養のため宮古島に招くと発表した。また、宮古島滞在中にホームステイするホストファミリーの募集を開始した。応募期限は5月25日。
保養先は24~26日までは城辺友利にあるエコハウスと周辺の民宿、ペンションで宿泊し、27~28日はホームステイを計画している。
下地委員長は「この活動に関心がある人は、ホストファミリーの登録をしてほしい」と呼び掛けている。
福島からの保養者は二本松市で活動をしているNPO法人チーム二本松が行い、希望者の年齢などを考慮し、同実行委がホームステイ先を紹介する。ホストファミリーの応募条件は特になく、応募用紙はシネマパニック宮古島と宮古バプティスト教会(空港通り)から入手することができる。
下地委員はこの計画について「これは今でも東日本大震災と原発事故の影響で生活が思うようにできない人たちを宮古に招き、ゆっくりと保養してもらうことが目的だが、同時に被災地の現状の情報を知ることができる機会でもある」と話し、地元の子ども会などとの交流も計画している。
同実行委はうむい宮古島、しましまピース、復興支援ライブの3団体と活動に賛同している個人で構成され、3月23日に設立された。
ホストファミリー応募に関する問い合わせは宮古バプティスト教会の瑞慶山さん(電話090・1947・6585)。