子ども人口9046人/3月末宮古、多良間
約半世紀で2万人減/進む少子化、今後も減少傾向
宮古島市と多良間村を合わせた子ども(15歳未満)人口(2013年3月末現在)は、前年同期と比べ84人減の9046人となった。48年前の1965年(3万212人)と比べると2万1166人減少した。国立社会保障・人口問題研究所は、2040年には6000人を割り込んで約5900人となると推計している。
1965~2010年の数字は国勢調査の数字。12、13年は宮古島市と多良間村の集計値を、「こどもの日」(5日)を前に宮古福祉保健所がまとめた。
1965年と2013年を比べた旧市町村別の子ども人口の減少率は、城辺が最も大きく88・7%。次いで伊良部87%、下地78・8%、上野75・5%で、平良は50・7%。多良間村は%で。宮古地区地区全体では%(2万1166人)となった。
また、同研究所がまとめた「日本の地域別将来推計人口」(3月推計)によると、将来の年少(0~14歳)人口の見込みで宮古地区は2020年までに8000人を割り込んで7000人台となり、30年に約6500人、40年に5000人台になると予想している。
同保健所では「宮古地区の子ども人口は減少傾向で推移してきており、今後もそれは続くと見込んでいる。少子化と核家族化で人口は減っている一方で世帯数は増加している。子どもたちの健全育成に向けても地域全体で子どもを育てていく環境が必要になっている」と説明した。