消費拡大狙いキャンペーン/ゴーヤーの日
消費と需要拡大を狙いとする宮古地区ゴーヤーの日キャンペーンが8日、JAおきなわファーマーズマーケット「あたらす市場」で開催された。開店に先立ち2013年度「ゴーヤーの日」セレモニー(主催・県農林水産物販売促進協議会)が同店前で行われ、関係者らが集い消費拡大と地産地消の拡大をアピールした。1袋50円のゴーヤーが飛ぶような売れ行きだった。同販売促進協議会主催の「ゴーヤーの日」セレモニーの宮古島開催は今回が初めて。5月8日は語呂合わせで「ゴーヤーの日」。
セレモニーで主催者を代表して、同協議会の砂川博紀会長が「この日を機会にゴーヤーの日を宣言し、消費拡大に全力をつくしたい」とあいさつ。高良倉吉副知事がゴーヤーの日にあたり「栄養豊富で爽やかな苦みを持つゴーヤーが全国の食卓を彩ることを願う」と宣言した。
拠点産地を代表して長濱政治副市長が「生産農家が育てた安心安全なゴーヤーを安価で販売しているので、食卓で楽しんでほしい」と呼び掛けた。
セレモニーにはJAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会の池間義光会長、宮古地区ゴーヤーの日実行委員会の委員長を務めるJAおきなわ宮古地区の岡村幸男本部長が同席した。
店内には約3000袋のゴーヤーがうず高く積み上げられ、1袋(約500㌘)を格安の50円で販売した。開店と同時に訪れた市民らが品定めをしながら買い求めていた。昨年までは語呂合わせで1袋58円で販売してきたが、今年はさらに価格を下げて50円に設定した。
60歳の主婦は「夕飯はトーフチャンプルにする。ゴーヤーは初夏の味で大好き」と笑顔でレジに並んでいた。また、75歳の男性は「ゴーヤーは大好き。少し苦みがあるところがおいしい。トーフチャンプルや天ぷら、ゴーヤーチャンプルなどにして楽しむ。ゴーヤーの日には毎年来ている」と話した。
同店入口のテントではJAおきなわ女性部がゴーヤーのかき揚げ、佃煮などを即売し、好評を博していた。
店内には同女性部がゴーヤーを使った肉巻きや南蛮漬けなどの料理が並び、そのレシピも配布された。65歳の女性は「レシピももらったので、ゴーヤーを使ったいろいろな料理を試したい」と笑顔で話した。