ハウス補助、申請受付を開始/宮古島市 補助率は35%程度
宮古島市は12日、ビニールハウスなどの設置費用を補助する2010年度園芸施設設置事業の申請書受付を開始した。19日まで。今年度は予算の減額措置で補助率が低下、前年度より5~10%低い30~35%を見込む。13日現在で55の農家が申請を済ませた。補助対象となる事業導入農家は今月中に決める。同事業の当初予算は約2600万円。前年度は4500万円を計上していたため、当初の予算比較では大きな減額幅となった。
ハウスの設置費用は高額(486ハウス=10㌃約600万円)であるため、同事業の導入を求める施設園芸農家は多い。前年度の申請書受付では、開始初日で定員に達するなど農家の関心の高さをうかがわせた。
このような実績を踏まえ、今年度は希望する農家すべての申請書を受け付けてから担当課で精査し、事業導入農家を決定する方法に変更。申請内容を十分に検討した上で補助率35%程度を目指す。
事業の導入に関しては①認定農業者および今年度中に認定農業者の申請準備をしている農家②新規で施設園芸を始める農家③2008~09年度の事業を導入していない専業・兼業農家-を優先的に導入させる方針。問い合わせは、市農政課(電話76・6840)まで。