工芸センター効果に期待/宮古織物組合総会
宮古上布増産へ決意
宮古織物事業協同組合(理事長・長濱政治副市長)の2013度通常総会が27日、宮古伝統工芸品研究センターで開催され、2012年度の事業報告書や13年度の事業計画を承認した。役員改選も行い、長濱理事長を再任した。
あいさつで長濱理事長は、伝統工芸品センターが移転新築されることに触れ「今年度は、大きな意味持つ年になる」と強調。その上で、「宮古上布の仕事が増え、宮古の誇る宮古上布と組合が発展して行くよう努めたい」と決意を新たにした。
昨年の事業では、市に一括交付金を活用して東京の新宿で展示会を開催したことを報告。4日間で500人以上の来場者があった展示会を通して、「宮古上布の認知度が十分高まったと思う」と、今後の成果発現に期待を込めた。
課題には原材料の苧麻糸不足を挙げ「今後、組合員全員が真剣に考えなければならない問題だ」と認識を示した。
事業計画には▽いとなみ自然布展(6月)▽沖縄工芸ふれあい広場(9月)▽宮古の産業まつり(11月)▽離島フェアー(同)▽伝統的工芸品展WAZA2014(14年2月)-への参加などを盛り込んだ。
新役員は次の通り。(敬称略)
【代表理事】長濱政治【専務理事】上原則子【理事】武富末子▽平良洋子▽下里愛子▽奥原義盛▽池村初美【監事】下地千恵美▽岩本大輔