宮高敗退、4強ならず/県高校サッカー
具志川に0-1
県高校総合体育大会男子第49回、女子第21回サッカー競技は28日、男子の準々決勝と女子の準決勝を行った。宮高男子は具志川に0-1で敗れ、準決勝進出はならなかった。男子4強は具志川、那覇西、名護、与勝。女子は美里と名護が決勝に進んだ。
宮高は、市陸上競技場の第2試合で県新人大会準優勝校の具志川に挑んだ。
試合は互いに決定機を作り出せない息詰まる展開になった。ゴール前に詰めても生かし切れず、前半は0-0で終えた。
試合が動いたのは後半31分。ペナルティエリア内の混戦から具志川のFW謝花大喜が抜け出し、ヘディングで貴重な先制ゴールを挙げた。
その後の宮高はロングボールを多用して猛攻を見せたが、最後までゴールを割ることはできなかった。
上間良哉監督は敗戦を悔やみながらも「十分にやっていけることは分かった」と手応えを感じた試合を振り返った。課題として「ピッチで止まっている場面が見られた」と指摘。「常に次のプレーを考えて素早く動くことが大切。その点で言えば相手は素早かった」と敗戦の要因を分析した。
神里春也主将は「地元開催なので勝つことしか考えていなかった」と話し、表情に悔しさをにじませた。失点については「フリーで打たれてしまった。一瞬のすきで、集中力を欠いてしまった」と反省。「冬の選手権に向けて一人一人の覚悟が問われる。サッカーに尽くしたい」と話した。
大会はきょう29日、男子の準決勝と女子の決勝が行われる。美里-名護の女子決勝は正午キックオフ。会場は市陸上競技場。
28日の結果は次の通り。
【男子】
▼準々決勝
那覇西1(0-0、1-0)0前原▽名護0(0-0、0-0、0-0、PK5-4)0宜野湾▽具志川1(0-0、1-0)0宮高▽与勝1(1-0、0-0)0知念
【女子】
▼準決勝
美里3(1-1、2-0)1那覇▽名護3(3-1、0-1)1糸満