地元選手の出場枠拡大を/トライアスロン宮古島大会
1497人の署名集め要請
宮古島トライアスロンクラブ(砂川政文会長)、宮古島自転車競技会(下地盛雄会長)などの地元トライアスロン選手を擁する関係団体は30日、連名で全日本トライアスロン宮古島大会長の下地敏彦市長に対し、地元からの出場選手枠を拡大するよう要請した。地元選手を代表して過去10回の出場経験がある高木基継さん(43)が要請文を読み上げ、下地市長に手渡した。要請と併せて1497人の署名を提出した。
要請では「地元選手の出場数が年々低下し大会自体の完成度は見た目以上に低下していると感じられ、大会の衰退が予想される」とした上で、「地元出場選手枠を確約すべき」として①2014年の第30回大会より実施すること②毎年12月の発表時にて最終決定すること-を求めた。
同要請に対し下地市長は「地元の支えがあったからこそ国際的なメジャー大会として成功している。地元選手が出られない状況は残念だと思う。ただ、宮古枠の設定は難しいと思わる」とした上で、「要請趣旨は理解したので検討させてもらいたい」と述べるにとどめた。
要請団は地元選手の出場が全体の3・9%にしか達していない現状を示しながら「諦め感から地元からの申込者も減少傾向にある」として重ねて地元選手の出場枠拡大を求めた。