「妹」などの名曲で魅了/南こうせつさん、合唱団とも交流
「宝くじ・まちの音楽会」(市・市教育委員会・県自治総合センター主催)が10日夕、マティダ市民劇場で行われた。南こうせつさんと古筝(こそう)奏者・伍芳(ウーファン)さんが出演し、宮古少年少女合唱団とも歌で交流した。
南こうせつさんの「風のページ」で開幕した音楽会は、「妹」や「うちのお父さん」などを歌いながら、たくみなトークで聴衆を沸かせた。懐かしい歌やメロディに聴衆は静かに聞き入った。
共演の伍芳さんも琴の元祖といわれる古筝で「雪山春暁」などを演奏、美しい音色で会場を魅了した。
みやこ少年少女合唱団が南さんの指揮で「故郷」「満天の星」を共演、子どもたちの美しいハーモニーと古筝の調べに、会場からは大きな拍手が送られた。
南さんは1970年代にフォーク界でデビュー、音楽グループ「かぐや姫」で「神田川」などミリオンセラーを記録するなど、独特な音楽性で幅広い年代層に人気がある。
「まちの音楽会」は地域の合唱団と一流アーティストとの共演で、上質な音楽を提供し、人々の豊かな心の音域に資するとともに、宝くじの普及広報を兼ねる。2010年のアーティストに選ばれたこうせつさんは、これまで各地で10回の公演を行ってきた。