17人が課題に挑戦/ものづくりコン県大会
宮古初開催、きょう表彰式
高校生のものづくりへの関心を高め、技術・技能尊重の社会的気運の醸成を目的に宮古で初めての開催となる「第13回全国高校生ものづくりコンテスト沖縄大会(旋盤作業部門)」(主催・県工業教育研究会)が6日、宮古工業高校で開幕した。同校を含む県内の9校から17人の生徒が出場し、初日から日ごろ訓練してきた技術と精密さを競い合った。大会は7日に結果が発表され、優勝者は来月開催される九州大会に県代表として派遣される。
開会式では、前年度優勝校の南部工業の小禄光一郎君(3年)が「日ごろ培った技術と知識を存分に発揮して安全に美しく、時間内に課題を完成させ、最後まであきらめず正々堂々と戦うことを誓う」と選手宣誓を行った。
大会には各校2人が出場し、宮古工業からは自動車機械システム科の砂川冴希君(3年)と下地遼太君(2年)が出場している。
旋盤とは、専用の工具を使って円筒状の金属を図面通りに削り出し、さまざまな機械部品、自動車部品を作る加工技術。
今大会では、2時間30分以内に円筒状丸鋼とその他合計三つの部品を課題図面どおりの寸法サイズに削り、ねじ部分や溝部分などを作成する。
採点は減点方式で、項目は▽出来栄え、見栄え等▽寸法制度▽作業マナー▽作業時間-について審査する。
過去12回の大会で宮古工業は第7回大会で池村隆弘君が優勝し九州大会でも3位に入賞している。
7日の最終日も競技が行われ、審査後に表彰式が行われる。