信号機のLED化進む/県警交通部交通規制課
視認性が向上、消費電力も低減
県警交通部交通規制課は宮古島署管内に設置されている信号機92基(押しボタンも含む)を消費電力が従来よりもかなり低減され、直射日光が当たっても見やすい、発光ダイオード(LED)式の信号機に順次更新している。同規制課によると、宮古島署管内の信号機のLED化は2005年から始まっている。
横断歩道が4本ある標準的な交差点の信号機は車両用が4灯、歩行者用が8灯で1基を構成している。このような交差点の信号機1基の電気料金は従来の電球式では月額約6000円になるのに対し、LED式だと約2000円と大幅に低減できる。
また、電球式では毎年電球の交換をする必要があるが、LEDは寿命が長いため維持管理費の低減にもつながる。
信号機のLED化には▽電気料金が低減できる▽従来の電球に比べて明るく視認性が良い▽電気の消費量が少ないため環境に優しい▽従来の電球式よりも寿命が長く、維持費が低減できる-などの効果がある。
宮古島署管内の信号機の電気料金は12年度は約645万9000円。宮古島署が電力会社に支払っているが、県の負担。
県内に設置されている信号機は2062基で年間の電気料金は12年度で約1億3360万円だった。県内の信号機は約50%がすでにLED化されており、2020年ごろまでには全灯がLED化される予定。