ツール・ド・宮古が開幕
初日、サイクリングの部/島内外から159人参加
第6回ツール・ド・宮古島2013(主催・宮古島市ほか)が15日、2日間の日程で開幕した。初日はサイクリング60㌔の部と100㌔の部が行われた。島内外から60㌔の部には37人、100㌔の部には122人が参加した。梅雨明けした宮古島で、夏の日差しが照りつける中、参加者たちは風を切る爽快感や島の美しい風景などを楽しみながらゴールを目指した。きょう16日は速さを競うロードレース100マイル(160㌔)と100㌔の部が開催される。
スタートした正午の気温は30度、日中の最高気温は平年よりも1・6度高い31・6度の真夏日。厳しい暑さの中での開催となった。
スタートを前に、大会長を務める下地敏彦市長は「暑い1日になるので体調には十分気を配り、海も、緑も人の心もきれいな宮古島で大いにサイクリングを楽しんでほしい」とあいさつした。
スタートの合図で参加者たちはトゥリバー地区を一斉に出発。100㌔の部の参加者たちは来間島と池間島に渡るほぼ島を1周するコース。60㌔の部は島の南側を半周するコースを走った。コースの途中で風景をカメラに収めたり、記念撮影をする姿も多く見られた。
ゴールのトゥリバー地区に帰ってきた参加者たちは、仲間同士で互いをたたえ合ったり、ガッツポーズでフィニッシュゲートをくぐったりするなど、思い思いに完走の喜びを表していた。
60㌔の部に地元下地から参加した須藤勉さん(60)は「還暦の記念に60㌔に挑戦した。60歳で60㌔は結構きつかった、とにかく暑かった」。100㌔の部に初めて参加した清本美幸さん(51)=東京=は「都内みたいに信号で止まる回数も少なく、マイペースで走れて楽しかった。来間大橋からの景色がとてもきれいだった」と、それぞれ感想を語った。
ロードレースのスタートは100マイルが午前7時、100㌔は同7時10分。レース終了後、午後3時からはパイナガマホールで「完走&表彰パーティー」が行われる。