伊良皆氏に当選証書/多良間村長選
村選管「公約の早期実現を」
【多良間】任期満了に伴う16日の多良間村長選挙で初当選を果たした伊良皆光夫氏(58)に対する当選証書の付与式が18日、村役場で行われた。当選証書を受け伊良皆氏は「村を良くするために議員、職員、村民の協力をいただきながら頑張りたい」と述べ、新しい村づくりに意欲を示した。
付与式は午後4時から行われ、同村議会議員らが見守る中、選挙管理委員会の豊見城正一委員長が伊良皆氏に当選証書を手渡した。
豊見城委員長は「村長選挙は島を二分して溝ができてしまうが、新しい村長にはこの溝を早く埋めて、平和な多良間村をつくっていただきたい」と期待。「有権者に示した公約を早期に実現できるように頑張っていただきたい」と述べた。
伊良皆氏は「当選させていただいたことに大きな喜びを感じている。選挙に臨むのは初めてで、緊張しているが大きな喜びをかみしめている」と話した。
その上で「執行部、議員の皆さん、そして村民ともに目的は一つであり、いかにして村を良くしていくかに尽きる。それこそが行政の進むべき原点。この目標が達成できるように議員の皆さん、職員の皆さん、村民の皆さんの協力をいただきながら、村長として一生懸命頑張っていきたい」と力強い決意を述べた。
村議会を代表して森山実夫議長が「今後の多良間村の発展のために、伊良皆村長を中心にして、行政と議会が一つになって頑張っていかなければならない。新村長として、新しいかじ取り役として、公平に、島の発展のために尽力していただきたい」と激励した。