不祥事25件、46人処分/損失額は5167万円
市議会一般質問で明らかに
開会中の市議会(平良隆議長)6月定例会は20日、一般質問2日目を行った。5人が登壇し、当局の見解をただした。安谷屋政秀総務部長は、宮古島市誕生以後の2006年度からの市職員の不祥事について「傷害、横領、窃盗事件などが25件発生し、46人が処分された。損失額は5167万円」と明らかにした。前里光恵氏の質問に答えた。
市は05年10月1日に平良市、城辺町、下地町、伊良部町、上野村の5市町村で合併した。
答弁で前里氏は、合併後の市職員の不祥事や処分内容を明らかにするよう求めるとともに「再発防止に向け、市職員の綱紀粛正、法令順守に今後どのように取り組んでいくのか」とただした。
これに対し安谷屋総務部長は「傷害、万引き、飲酒運転などの不祥事のほかに、欠勤、遅刻などがあり、処分内容は戒告、減給、停職、免職」と説明した。
損失額は、補助事業での不祥事による補助金返還の5167万円。
長濱政治副市長は「今後も職員の質を高めるために研修会を開き、職員には緊張感を持って仕事をするよう指導したい。職員の綱紀粛正、法令順守を徹底したい」と改めて強調した。