下地さんの活躍期待/「啓義に学ぶ会」出版祝賀会
下地啓義さんが長年にわたり宮古毎日新聞など地元紙に投稿してきたエッセーをまとめた「随想・啓義翁の語り~求め続ける男のロマン~」(編著・「啓義に学ぶ会」)の出版祝賀会が20日夜、市内のホテルで開かれた。多くの関係者が出席し出版を盛大に祝うとともに、下地さんの今後の活躍に期待した。
同著は、下地さんが記した約300話の作品の中から、100話を厳選し180㌻にまとめた。
祝賀会で「啓義に学ぶ会」の国仲徳三会長は「日ごろから、下地先輩の生き様を引き継ぎたいと思っていた。2カ月間頑張って冊子にすることができた」と出版までの経緯を紹介した上で「協力してくれた皆さんに心から感謝する」とあいさつした。
これを受けて下地さんは「私に恩恵を施してくれたのは友人であり、逆境であり、悩み、悲しみ苦しみだった。これらの悩み苦しみは、私の人生を腐敗から守ってくれた塩のようなもの」などと独特の表現で思いを語った。
祝賀会は野村安潤さんの開会の言葉で幕開け。棚原恵照さんが乾杯の音頭を取った。
野村流古典音楽保存会の古波蔵峰子さんが「かぎやで風」を披露し花を添えた。
最後は全員でカチャーシーを踊り、にぎやかに締めくくった。