目標50万人達成に決意/宮古観光協会総会
島の魅力売り込みへ/リピーター率向上目指す
社団法人宮古島観光協会(豊見山健児会長)の第49回定期総会が24日、市内のホテルで開催され2012年度の事業報告や13年度の事業計画などを承認した。12年度の入域観光客数は41万3654人と、前年と比べ8万1181人(24・4%)の大幅増加。13年度はリピーター率を向上させるため島の魅力を満載した着地型商品の売り込みに力を注ぐ方針を示した。
あいさつで豊見山会長は「13年度は、会員の結束と協力を得て目標の50万人を達成したい」と決意を新たにした。
事業実績報告書は、12年度の入域観光客数増加の要因に、東日本大震災の影響から抜け出たことやイベント効果などを挙げた。
上期は5、6月にミュージックイベントが開催され、多くの音楽ファンを呼び込んだ。
下期はNHKの連続テレビ小説「純と愛」の放送により、認知度が高まったことが好影響。特に1、2月は前年比54%増と、大幅な伸びだった。
修学旅行も好評を博し、12年度に来島したのは58校、1万4960人と、前年の43校、1万1612人を15校、3348人上回った。
初のミュージックイベントMTVや日本弦楽指導者協会全国大会は、新たな誘客につながった。
13年度の事業計画は、新石垣空港の開港は先島圏域とって大きな転機になると展望。今年度は石垣島と連携した先島周遊の商品開発や先島合同の誘客活動を展開すると、方針を示した。
新石垣空港は、インバウンド(外国人誘客)強化にも結び付くと期待を込めた。
民泊事業に関しては池間、狩俣、西辺、伊良部の農家、漁家の受け入れ体制を強化し、「5000人を目指す」と目標を示した。
誘客宣伝事業には①MICE(各種会議など)の誘致促進②韓国や台湾と結ぶチャーター便による冬場のゴルフ客誘致③観光情報Webサイト「んみゃ~ち美ぎ島宮古島」に情報発信-なども盛り込んだ。