フラダンス大会 9月開催/「カギマナフラ」宮古島
城辺友利のインギャーで9月21日、県内初のフラダンス大会が開催されることが決まった。大会名は「カギマナフラin宮古島2013」。同日設立された実行委員会(大会長・下地敏彦市長)で決めた。舞台は翌日の開催が予定されているなりやまあやぐまつりの海上特設ステージ。実行委では県内外の出演者約200人を見込んでいる。運営費は一括交付金を活用、夏の一大交流イベントに位置付けて取り組む。
実行委員会は宮古島市や観光協会、商工会議所、青年会議所ほか、日本旅行やファーストネット、かりゆしエンターテイメント、がじゅまる観光、IJU、ロカヒクリエーションズ、パラダイスプランなどで構成した。長濱政治副市長が実行委員長を務める。
同大会は、宮古島市がハワイ州マウイ島と姉妹都市であることに着目。ハワイ生まれのフラダンスの大会を宮古島で開催することによって姉妹都市を島内外に周知し、交流の促進と観光の振興を狙う。
当日は市熱帯植物園でフラピクニックを行い、大会本番は午後4時30分にスタートする。午後9時までを予定。前日には前夜祭を開いて出演者とスタッフが交流を深める。
大会の名称は、宮古島の方言の「美ぎ」とハワイの言葉で魂、スピリットを表すという「マナ」を合わせた造語。広く県内外に「美しい魂」をアピールする。
出演者は、ライトアップされる海の上の特設ステージで踊る。「ワヒネ」(14~45歳)「クプナ」(46歳以上)のグループで審査が行われ、それぞれ最優秀賞には賞金10万円と、マウイ島開催イベントへの特別出場権が与えられる予定。
この部門のほかに、「ホーイケ」という出場枠を設ける。大会出場を望まないフラチームが踊る。
ワヒネ、クプナのエントリー料は1人3000円となる。エントリーの締め切りは8月20日。
大会予算は700万円を計上。収入は交付金500万円ほか、出場料や協賛金などで構成した。
実行委員会で、市観光商工局の下地信男局長は「宮古島のイメージにぴったりのイベント。これを成功させて観光誘客にもつなげていきたい。初めての取り組みなのでみんなの力が必要になる。連携して準備を進めていきたい」と述べた。