580㌧の生産見込む/13年産マンゴー
過去最高 県全体の37%占める
宮古地区の2013年産マンゴーの生産は、過去最高580㌧の見込みとなった。大不作だった昨年の274㌧と比べ倍増。県全体1566㌧の37%を占める。県農林水産部がこのほど、発表した。
今期のマンゴーは天気が順調に推移し、開花率は平年並みの57%となった。県宮古農林水産振興センターは、3月の調査で600㌧前後と予想。今回の調査は5月下旬に行い、3月の予想とほぼ同様な結果となった。
今年の出荷ピークは、7月上旬から下旬を見込む。同センターでは当初、ピーク期の1日当たりの出荷量は、航空機の輸送可能量を上回り、船舶と飛行機の複合輸送は避けられないとみていた。
現在は、ピーク期間が平年より長く1日の出荷量が低い水準に止まることや、規格外品が約2割出るとの見通しから、航空輸送でぎりぎりさばけると見込む。一方、場合によっては、複合輸送もあり得るとしている。
船舶・航空複合輸送は、運送会社が、集荷状況に合わせて航空貨物と船便に分けて輸送する仕組み。宮古-那覇間は船舶、那覇-本土間は航空機を使う。11年に室温25度程度のコンテナ輸送実験を行い、航空輸送と比べ鮮度などに遜色がないことを実証した。