水とふれあい感謝/第4回宮古水まつり
家族連れ観光客でにぎわい
第4回宮古水まつり2013(主催・宮古土地改良区、主管・同まつり実行委員会)が30日午後、城辺福東の地下ダム周辺で開かれた。多くの家族連れや観光客が会場に詰めかけ、子どもたちは特設プールで水遊びを楽しんだほか、流しそうめんに舌鼓を打った。
同まつりは、「水はすべての命の源、水への感謝の心を」をテーマに、エコアイランドの原点「水」を生かした農業と観光振興などを目的に行われている。
開会式では、実行委員長の仲間克土地改良区理事長が「水の少ない宮古島で農業、工業用水や生活水を地下水に頼っているのが現実。きょうは多彩なプログラムを準備したので、最後まで楽しんでほしい」とあいさつした。来賓として参加した台北駐日経済文化代表処那覇分処の范振國領事部長が「このまつりは水の大切さを後世に伝える目的で開催されている。このまつりで自国の文化を紹介できることをうれしく思う」と粘信士処長の祝辞を代読した。オープニングセレモニーでは、ちびっこらんどがエイサーを披露。亀浜律子穂花会の「水の舞」、宮古龍獅団の「龍の舞」が祭りに花を添えた。
せせらぎ公園には二つのプールとウオータースライダーを設置。子どもたちは真夏の日差しが降り注ぐ中、しぶきを上げながら水遊びを満喫した。「ソーメン流し」は来場者の人気の的で、参加者は用意された400束(約20㌔)のそうめんを30分足らずで完食した。
夕方からは地下ダム資料館前のステージでイベントが開かれ、華僑総会龍獅団による台湾獅子舞など多数のグループ、個人が出演し、歌や踊りを披露した。
2歳の息子と来場した長嶺朝美さん(平良下里)は「子どもが楽しみにしているので、暑くても来年また来ます」と笑顔を見せた。