郵便局で出荷式/マンゴー、パイン
生産農家品質に自信 福島や県内で展開
宮古島の夏の味覚・マンゴーとパインの出荷が本格化したのを受けて2日、ゆうパック出荷式(日本郵便宮古郵便局、同宮古エリア主催)が同郵便局構内で行われた。職員や農家、行政の関係者らが出席し、宮古島産の「おいしさ」をアピール。併せて今後の販路拡大や生産振興を祈念した。
宮古の11郵便局を合わせた今年のマンゴーの「ゆうパック」販売は、昨年の1万9947ケースより、25%多い2万5000ケースを見込む。パインは、前年並みの1000ケースを予測する。中元ギフトとして人気のマンゴーとパインのゆうパックは、県全域と福島県に今月いっぱい展開する。
セレモニーでは、みつば保育園の園児たちが、踊りを披露し花を添えた。
マンゴー農家代表の辺土名豊一さんは「今期のマンゴーは、南国の太陽の光を十分浴びて育った。食べた皆さんに幸せを感じてもらえると思う」と品質に自信を見せた。
仲西正春宮古郵便局長は「生産者が栽培技術の向上に日々努力した結果、宮古島産ブランドが確立した」と評価。その上で、「今後ともマンゴーとパインの販路拡大の手助けをしていきたい」と意欲を見せた。
日本郵便宮古エリア代表の古謝進上野郵便局長は「昨年から取り扱いを開始したパインは、予想以上に好評を博し、認知度が高まっている」と述べ、今後の生産拡大に期待を寄せた。
長濱政治副市長は「小さな宮古の物産だが、大きな夏の贈り物として届けてほしい」と激励した。
試食した園児たちは「おいしい」と笑顔いっぱい。みつば保育園の垣花昭子主任は「甘くて香りが良く、おいしい。宮古ならではの味」と太鼓判を押した。