市税不納欠損額9500万円/総務財政委
09年度決算を審議 開会中の宮古島市議会(下地明議長)9月定例会は13日、総務財政、文教社会、経済公務の常任3委員会を開き、付託議案の審議を行った。 総務財政委員会(真栄城徳彦委員長)では2009年度決算認定の審議が行われ、歳入で市税の不納欠損額が9508万5441円あることについて委員から質問が集中した。
砂川正吉総務部長は「滞納処分を受けた人の中で、倒産や本人死亡などで処分の執行を停止した件数が332で、額にして3606万6912円。滞納者の所在が不明で徴収不能な額が5901万8529円、1715件ある」と説明した。
市税の滞納繰越額は市町村合併をした05年度から08年度までの4年間で3億6608万5000円、9112件。
内訳は個人市民税が1972万6000円、法人市民税が603万円、固定資産税が3億2835万7000円、軽自動車税が1197万2000円となっている。
市納税課の仲宗根均課長は「一軒一軒訪ねているが、換価できる財産がないなどの理由で徴収できない場合も多い」と話した。
さらに「6月には09年度の収入未済額も滞納繰越額に加わる。09年度分も含め圧縮できるように業務を進めていく」と理解を求めた。
09年度の市税徴収率は85・7%で08年度比で0・1ポイント改善された。