宮古の音楽を世界へ
下地暁氏ら国際見本市に出展
宮古島を拠点に活動するミュージシャンでラグーンミュージックエンターテイメント代表の下地暁氏らが9日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、今年10月にイギリスで開催される国際音楽見本市に宮古島市から下地氏を含め4アーティストが出展すること、そのうち2アーティストは今月中にオーディションで選考することを報告した。
下地氏らの出展が決まった国際見本市とは「ワールド・ミュージック・エキスポ」という世界の民俗音楽を中心とした見本市で、十数年前から毎年、欧州連合(EU)の都市で開催。250ブースで世界各国から参加した音楽関係者やミュージシャンがそれぞれの音楽をPRする。今年は10月23~26日までイギリスのカーディフで開催される。
今回の出展は、一括交付金による県文化振興会の2013年度沖縄文化活性化・創造発信事業に採択されたことで実現した。
下地氏のほか、同じく宮古島出身の下地勇氏の参加はすでに決定。残る2アーティストについては今月24日にオーディションを実施し選考する。宮古島から同見本市に出展するのは今回が初めて。
平良庁舎を訪れた下地氏とディレクターの新村一広氏は国際見本市出展の決定を報告。下地氏は「宮古島から世界中に発信し、宮古島の言語や伝統文化などをアピールしたい」と意気込みを語った。下地市長は「出展はすごいこと。ぜひ頑張って発信してほしい」と激励した。
選考オーディションは24日午後4時から響和楽器2階ホールで開催。対象は宮古島で音楽活動を行っているグループまたは個人で、プロ・アマ、年齢、性別などは問わない。
参加希望者は所定の申し込み用紙に必要事項を記入して提出。受付期間は23日まで。
参加申し込み、問い合わせはRBCサテライトスタジオ(電話73・9235)まで。