目指せ特産品開発/地元産活用試食会も
宮総実高で製品発表会
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)で9日、2013年度食品科学科課題研究新製品発表会が行われた。宮古島漁業協同組合や市水産課、県農林水産振興センターなどの職員が参加し、生徒らが商品化に向けて取り組んでいる「海鮮茶漬け」などを試食。生徒たちがこれまで試行錯誤してきた水産加工品に「おいしいね」「良く工夫されている」との感想が聞かれた。同校では今回の試食で得られたアンケート結果を踏まえ商品化を目指していく。
この取り組みは市漁協が、ソデイカやアーサ(ヒトエグサ)、シビマグロ(キハダマグロの幼魚)、モズクの4種類を同校に無償提供し、加工品の開発を依頼。今年で5年目を迎える。
県宮古農林水産振興センターが全体のコーディネートや情報提供を行い、市が事業への援助・情報を提供している。
商品化への取り組みは食品科学科3年生25人が課題研究授業の一環で実施。五つのグループに分かれて作った試作品は「海鮮茶漬け」「みゃークルプック」「かつおdeチップス」「ちきあげ」「あ、ビスケット」。
試食した参加者たちは生徒たちが頑張って作り上げた試作品を評価するとともに改善点についてもアドバイスを行った。
今後、商品化に向けた中間発表が9月に行われる予定で、優れた発表グループは11月に沖縄本島で開催される九州地区水産系高校生徒研究大会に出場する。