港の役割、大切さ学ぶ/みなとフェスタ
多彩なイベント楽しむ
「海の日」の15日、平良港で「みなとフェスタ2013」(主催・宮古島市)が開催された。真夏の強い日差しと心地よい海風が吹く中、会場には大勢の親子連れや観光客らが訪れ、島全体の生活を支える平良港の役割をあらためて実感するとともに海の恵みにも感謝しながら多彩なイベントを楽しんだ。
下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「きょうはいろいろなイベントを通して港の重要性や必要性を学びながら楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつした。
平良港は、宮古島の海の表玄関で人的・物流の交流拠点。国の重要な港湾に指定され、市民や観光客らに親水性の港として親しまれている。
ヒトデやナマコなど海の生き物たちと触れ合うタッチプールでは、大きなナマコを子どもたちが笑顔でわしづかみ。「なんかヌルヌルしている」などの感想を述べながら生き物たちとの触れ合いを楽しんだ。
モズクのつかみ取りでは、子どもたちが海水の中を漂うモズクがなかなかつかめずに四苦八苦しながらもビニール袋に詰め込んでいた。
平良尚大君(平一小3年)は「モズクはとても取りにくかったけど、楽しい経験ができた」と喜んだ。
そのほか、昨年開催された「カツオフォーラム」で7、8、9月の「20日」を「カツオの日」に制定し、それに伴って誕生した愛唱歌「カツオ万歳」(作詞・伊良波盛男、作曲・仲間つなお)もお披露目された。
会場では、巡視船「やえづき」の一般公開や海中で活躍するバックホウ(水中ショベル系掘削機)が紹介されたほか、水上バイク試乗では、子どもたちがダイナミックな走りに大喜びだった。