東軍勝ち五穀豊穣/夏まつり大綱引きで最高潮
宮古島夏まつり2013の最終日が20日、市内の3通り商店街を会場に開催。歩行者天国やパレード、路上アトラクション、ミス宮古発表会のほか、まつりのメーンイベントである東西大綱引きが下里通りで行われ、3本勝負で競い合った結果、東軍が逆転で2年ぶりの勝利を決め、今年の五穀豊穣が約束された。
今回の大綱引きは、東軍に地盛青年会、腰原青年会、ウイピャーヤマインギャーズ、上野青年団協議会、下地青年団協議会、西軍には西辺一球会、多良間青年団協議会、久松青年会、伊良部商工会青年部、狩俣青年会が参加。まつりに訪れた市民や観光客も加わり、雄綱、雌綱各40㍍、計80㍍の大綱を引き合った。
1本目の勝負では、前半優勢だった東軍から綱を引き返した西軍に軍配。2本目は互いに譲らぬ展開となったが粘りで引き寄せた東軍が勝って1対1に。3本目も一進一退の勝負となったが、昨年の雪辱に燃えていた東軍が連取し、今年の勝利を決めた。
今年、東軍の綱頭を務める下地青年団協議会の洲鎌忠幸会長は「勝ててうれしい。今年こそは絶対に勝つという意気込みでみんなが頑張った。1本目を落とした時もモチベーションを維持することができた。今年は東軍勝利なので農家の皆さんは安心して仕事を頑張ってほしい」と語った。
大綱引き開催に先立ち、東西大綱引き実行委員会の宮国寿成委員長が青年会メンバーの尽力で綱が編まれたことを紹介したほか、城辺の上区獅子舞保存会による獅子舞の奉納、関係者による鏡開きなども行われた。
会場には大勢の市民や観光客が訪れ、迫力ある大綱引きに声援を送った。