「んまがぬ家」オープン
県内初の高校生カフェ/テープカットで祝う
県内では初めてとなる高校生が営業するカフェ「んまがぬ家」が21日、平良下里の宮古島公設市場内にオープンした。午前10時の開店を前に関係者によるセレモニーが行われ、テープカットで開店を祝った。セレモニーで宮古島市の長濱政治副市長は「いよいよ店舗による本格的な営業がスタートする。継続して運営していくこれからが勝負になる。しっかりとした商品を販売して多くの人に喜ばれる店にしてほしい」とあいさつした。
同店は、5人の高校生が仕入れから接客、販売、コスト管理まで自ら担当。営業日は土、日曜日と祝日。営業時間は午前10時から商品が売り切れ次第終了となる。
オープニングセレモニーでは生徒を代表して宮総実3年の伊佐由紀佳さんが「きょうのオープンを迎えたのも協力して支えてくれた周囲の人たちのおかげ。県内初の高校生が営業するカフェなのでしっかりと運営していきたい」と意気込みを示した。
メニューは、あったか麺、ひんやり麺、紫いもを使ったドーナツの「むらさき丸」と「みゃ~くんチュロ」。
あったか麺はラーメンと宮古そばを融合した豚骨ベース。ひんやり麺は梅肉とごまだれベースのあっさりした味となっている。
これまで高校生たちはオープンに向けて、研修および商品開発、試作品販売を行い、経営に必要なノウハウを学んできた。
また、プレイベントとして、マンゴー祭りや宮古島夏まつりで菓子を販売し好評を得ている。
高校生カフェは、地域の大人(企業含む)が高校生に実践型で仕事を体験できる機会を提供する事業で県補助の地域型就業意識向上支援事業を活用している。