11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
産業・経済
2013年7月28日(日)9:00

JAゴーヤー販売額 初の3億円突破/12年期作

出荷量31%増の812㌧/単価安、輸送補助でカバー


12年期作ゴーヤーの生産販売概況などが説明された報告会=26日、JA宮古地区本部2階大ホール

12年期作ゴーヤーの生産販売概況などが説明された報告会=26日、JA宮古地区本部2階大ホール

 JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱った2012年期作ゴーヤーの販売額は過去最高の3億3047万円(前期比12%増)に上り、初めて3億円の大台に乗った。出荷量は、同比31%増の812㌧。JAゴーヤー専門部会(砂川好徳部会長)が26日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで生産・販売報告会を開き、同実績を明らかにした。同会では、優秀農家の表彰も行った。


 12年期作ゴーヤーの出荷は昨年10月に始まり、今年6月に終了した。出荷量は2~3月にかけて温暖な天気が続き、大幅に増加。一方で価格は、2月以降伸び悩み、平均単価は407円と前期の474円を67円(14%)下回った。野菜全般の安値相場などが、ゴーヤーにも影響したとみている。

 砂川部会長はあいさつで、「単価安は12年度から始まった本土への農水産物輸送補助金(ゴーヤー1㌔115円以下)で補うことができた」と述べ、同制度が経営安定に果たした役割を評価。今後とも価格低迷に対応し、生産を維持していくには制度の継続が必要になると、強調した。

 生産面に関しては「宮古のゴーヤーは品質が良いと、消費者や市場から評価されるために研さんを深めていきたい」と述べ、他産地との差別化に意欲を見せた。

 支店別の平均反収は、上野支店が最も多く9・3㌧。5支店(平良、城辺、上野、下地、伊良部)平均の6・2㌧を5割上回った。品質ランクの最も高いA品率は、城辺が80%と1位だった。

 13年期は宮古島産ブランド確立や安全安心な農産物生産を視野に▽「定時・定量・定品質」出荷▽農薬使用履歴の徹底▽顔の見える産地構築-などに取り組む方針を示している。

 優秀農家表彰を受けた皆さんは次の通り(敬称略)。

 【反収部門(5㌃以上栽培している部会員】1位=国仲カツエ▽2位=宮国須美子▽3位=下地伸市
 【秀品率部門(5㌧以上出荷した部会員)】1位=盛島重良▽2位=砂川昌清▽3位=平良知子


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!