平良、県代表選考会に出場/県中学吹奏楽コンクール
北は6年連続金賞
【那覇支社】第53回県吹奏楽コンクール(県吹奏学連盟主催)中学の部の県予選が24~26日に宜野湾市の沖縄観光コンベンションセンター劇場棟で催された。この内、平良中や北中など23校が金賞に選ばれた。
その中から平良中など9校が27日、九州吹奏楽コンクールへの県代表選考会に出場したが、平良中は代表3校に入らなかった。来月17日に福岡県で開催される九州大会には、美里中や首里中、美東中の3校が県代表で派遣される。
平良中は去年5年連続の金賞が途絶えたが、1年振りに金賞に輝き、九州大会出場を決める選考会に進んだ。県予選と選考会で、自由曲にアーノルド作曲「ピータールー序曲」を演奏。顧問の下地英樹教諭は「赴任して3カ月で中身の濃い練習を一緒に一生懸命やってきた成果が十分に発揮された。百点満点の出来栄えだった」と話し、部長の友利映佳さん(3年)は「一人ひとりベストを尽くせたと思う。去年銀賞で今年は金賞を取れただけでもうれしいのに選考会に出られて最高です」と喜びを語った。
北中は6年連続の金賞受賞。自由曲で櫛田●(●は月へんに矢)之扶作曲「元禄」を演奏した。顧問の長浜靖教諭は「発表前は気持ちがつながっていなかったが、本番ではこれまでの練習を思い出して上手くいったと思う。本番前に1、2時間の練習時間が欲しかった」と述べ、部長の田村美波さん(3年)は「舞台ではみんな楽しそうに演奏していたので良かった。選考会に残れず悔しいが来年は後輩達に頑張って欲しい」と話した。