「大漁だ!」笑顔満開
追い込み漁を体験/福嶺中生徒
福嶺中学校の生徒13人が27日、城辺保良の沖合で追い込み漁を体験した。約100㌔の水揚げに生徒たちは大喜びだった。
この体験学習は同校PTA(松川勝光会長)が企画。子どもたちに地域で受け継がれてきた伝統の追い込み漁を知ってもらおうと初めて実施した。
生徒13人は、保良船主会の皆さんとともに午前10時30分に保良漁港を出港。船8隻を繰り出し、沖合にあるパナリの周辺海域で追い込み漁を開始した。
漁が始まると、少しずつ網に追い込まれていく魚を見ながら生徒たちは大興奮。漁の醍醐味を肌で感じ取っていた。
午後0時30分ごろに帰港すると、これも初めてとなる魚さばきに挑戦した。タマンやアイゴ、イラブチャー、ハリセンボンなどのはらわたを取り除くなどして料理の準備に取りかかった。さばいた魚はその場で調理して試食し、舌鼓を打っていた。
生徒会の松川朋加会長は「大きな魚もいてびっくりした。初めての追い込み漁ですが、すごく良い経験になりました」と話した。
PTAの松川会長は「漁も魚をさばくことも初めての経験だったと思う。みんなが楽しんでいたので良かった」と話し、満足そうな生徒たちを見て喜んだ。