新巡視船が入港/宮古島海上保安署
7日から「みやこ」で配属
第6管区海上保安本部呉海上保安部所属のPM型(350㌧)巡視船「くろせ」が1日、宮古島海上保安署(山中洋署長)に配属替えのため、平良港に入港した。7日に同署に正式に配属され、船名も「みやこ」になる。
「くろせ」は同日午後1時30分ごろ、平良港口に到着。巡視艇「やえづき」の先導でゆっくりと下崎埠頭に向かった。船尾には巡視船「のばる」がつき、午後2時に下崎埠頭に着岸した。
新巡視船は14日まで新旧乗組員の引継業務と、新乗組員の慣熟訓練などを実施する。宮古島海保は28日に平良港ターミナルビルで「披露式典」を行う予定。式典時は「みやこ」は第3埠頭に接岸する。
現在、第11管区海上保安本部にPM型の巡視船は配属されておらず、同署への配属で、新たな巡視船のクラスが加わることになる。
同巡視船は2011年4月に呉海上保安部で就役した新造船で、全長56㍍、全幅8・5㍍。6㍍型複合艇を搭載する。5000馬力のディーゼルエンジン3基でウオータージェット推進器を駆動し、速力は35ノット以上の性能を持つ。
今回の配属替えは周辺領海の警備強化のために実施された。