市民の長寿と健康を増進/市計画推進会議
委員18人に委嘱状
2013年度市健康増進計画推進会議が1日、下地保健福祉センターで行われた。会議では長濱政治副市長から18人の新委員に委嘱状が交付され、委員長に県栄養士会宮古部会会長の細田実氏、副委員長に宮古地区医師会理事の宮城博子氏がそれぞれ就任した。会議では、今年3月に策定された「市健康増進計画(第2次)健康みやこ島21」について事務局が説明したほか、今後、活発な意見を交換しながら市民の健康増進に向けて各種活動を積極的に展開していくことなどを確認した。
委嘱状を交付した長濱副市長は「この協議会で委員の皆さんが市民の健康増進のために積極的な議論を展開して宮古島市全体を健康に導いてほしい」と呼び掛けた。
議題では事務局が「健康みやこ島21」と2008年にスタートした第1次市健康増進計画「健康の輪推進プラン~うぷばた減る脂大作戦~」との違いについて説明した。
これまでの計画は、健康を増進し発症を予防する「一次予防」を重視していたが、今回の計画では「発症予防」と「重症化対策」となっている。
また、前計画の評価として評価可能な29項目のうち改善または改善傾向にあるのは2割に止まり、がん、心疾患、脳血管疾患および肥満の割合は増加し、医療費も増えている実態を重くとらえて「重症化対策」を重要課題として位置づけている。
参加者たちは、メタボリックが増え続けている宮古島市の現状や前計画から市民の健康増進がなかなか図られていない状況の説明を受け、積極的な意見を交換しながら市民の健康増進に取り組むことなどを確認した。
委嘱状が交付されたの次の各氏(敬称略)。
▽委員長=細田実(県栄養士会宮古部会長)▽副委員長=宮城博子(宮古地区医師会理事)▽委員=島袋富美子(宮古福祉保健所保健総括兼地域保健班長)、我如古充(宮古地区歯科医師会長)、古謝真己(宮古地区薬剤師会代表)、屋嘉比久美子(宮古地区養護教諭研究会長)、仲間安宏(市青年団協議会事務局)、野津芳仁(宮古青年会議所理事長)、狩俣勇太郎(宮古商工会議所代表)、平良英晃(県食品衛生協会宮古支部長)、狩俣カツ子(JAおきなわ宮古地区女性部副部長)、砂川美枝子(市食生活改善推進員協議会長)、下地節子(市健康づくり推進員会長)、砂川春美(市母子保健推進員連絡協議会長)、国仲哲也(市総務部総務課係長)、松本尚(市教育委員会学校教育課指導主事)、川平康子(市国民健康保険課係長)、友利和江(公立保育所代表)