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産業・経済
2013年8月7日(水)9:00

カツオの大漁に沸く/佐良浜

7月水揚げ前年の2倍/一本釣り乗組員「えびす顔」


漁船から水揚げされた大物カツオは氷水の入ったコンテナに入れられ工場へ運ばれる=5日、佐良浜漁港

漁船から水揚げされた大物カツオは氷水の入ったコンテナに入れられ工場へ運ばれる=5日、佐良浜漁港

 伊良部漁協(漢那一浩組合長)は6日までにカツオ一本釣り漁船3隻が水揚げした今年7月分の実績をまとめ発表した。水揚げ量は昨年同月比約2倍の150㌧に上り、販売高約3000万円以上が予想されている。各漁船の乗組員らは、12年ぶりの大漁にえびす顔を見せている。


 カツオ一本釣り漁船は「八幸丸」、昇栄丸」、「喜翁丸」。3隻は台風7号が去った7月15日以降、大物カツオの大漁が続いた。1隻の1日当たりの水揚げ量は2~3㌧。6日も計8・5㌧の水揚げがあった。

 大漁に伴い、鰹節加工場はフル稼働。解体・加工作業の経験者らが応援に訪れ、蒸し風呂のような暑さの中で奮闘している。今後工場の冷凍庫やコンテナの収容能力が限界に近づいていくと予想されている。

 12年前にはまれに見る大漁が続き、新鮮な大物カツオが1匹当たり1000円で即売され、飛ぶように売れていた。

今年の各漁船と各工場とも島外出荷に力を入れており、現段階で特別に安く販売される予定はない。

 喜翁丸の経営者である漢那組合長は「宮古近海に大群の大物カツオが回遊しているが、その原因は分からない。海水温は平年並み」と分析。その上で「大漁が続いて大変うれしい。地域がカツオ漁業で潤っており、全体に元気が出ている」と語り、さらなる大漁に意欲を見せている。


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