街区や公園整備へ/宮古郵便局西側
新たな都市空間創出/竹原地区区画整理事業
土地の区画を整え宅地の利用増進を図る「竹原地区土地区画整理事業」で、7月から平良西里の宮古郵便局西側で大掛かりな造成工事始まっている。個人有地などの原野を切り崩し、街区(街路に囲まれた区間)や道路、公園を整備する。事業主体の市建設部都市計画課では「原野だったため、不法投棄も見られた。住環境の整備で新たな都市空間が創出できる」と話している。造成と道路工事の工期は11月1日まで。
市道まてぃだ通りと文教通りが交差する一角で工事が進められている。
二つの通りと区画の高さを一定にするため、残土などで約2㍍かさ上げする。
公共道路は、宮古郵便局方面に伸びる東西1本(延長約250㍍、幅員6~8㍍)と、平良中裏側からまてぃだ通りにつながる南北2本(一部歩行者専用)をそれぞれ整備する。
地域住民の憩いの場と、災害時の緊急避難場所となる公園(面積3000平方メートル)を建設するほか、宅地造成、上下水道の整備も図る。
都市計画課によると竹原地区区画整理事業は、2005年度~18年度までの計画で、事業面積は23・6㌶(旧宮古病院北側から平良中裏側)。
総事業費は約66億円で国や県の補助を受けている。旧平良市時代からの事業で、合併後は宮古島市が引き継いで実施。進ちょく率は事業ベースで70%となっている。