産業・経済
2013年8月10日(土)9:00
今期10㌧を製品化/ティダファクトリ
規格外マンゴー冷凍加工
ティダファクトリ代表の荷川取ゆり子さんらが9日午後、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、宮古島産マンゴーの冷凍製品化実績を報告した。同社は落果や傷物などマンゴーの規格外品を集荷して冷凍、今期は10㌧を製品化した。
同社によると、今期は6月25日から7月25日まで操業。期間内には台風7号が接近し、落果や傷物などの果実の取り引き需要が急増し、原料出荷生産者は法人を含めて36件に上った。
集荷量は16㌧で10㌧を冷凍製品化。このうち8・8㌧はすでに本土に出荷済みだという。秋以降、各メーカーが菓子などの原料として使用する。島内在庫分は今後、冷凍製品を活用したい企業・店舗に販売する。
荷川取さんは「小さな島でも、こうやって力を合わせれば大きな仕事ができるということを確信した」と話し、次年度以降も継続して取り組む姿勢を示した。
下地市長は「規格外品をこのような形で取り扱ってもらうことは農家にとってとてもありがたいこと」と話し、ティダファクトリの取り組みを評価した。